山幸彦ポタ [サイクリング]
皆さんは日本神話の海幸彦、山幸彦の話は御存知でしょうか?Wikipediaによると火遠理命(古事記)・彦火火出見尊(日本書紀)(山幸彦)が、兄の火照命(古事記)・火闌降命(日本書紀)(海幸彦)と猟具をとりかえて魚を釣りに出たが、釣針を失い、探し求めるために塩椎神(しおつちのかみ)の教えにより海宮(又は龍宮)に赴き、海神(豊玉彦)の娘・豊玉姫(豊玉毘売命・とよたまひめ)と結婚、釣針と潮盈珠(しおみちのたま)・潮乾珠(しおひのたま)を得て兄を降伏させたという話。
実は鹿児島にはこの山幸彦こと彦火火出見尊(ヒコホホデノミノミコト)のお墓があるのです。今日はこれを目的に出かけます(出かけるまでの決心が大変)。
☆ルートはこんな感じ
8時過ぎに出発したのですが天気は晴天。若干風が強いですね。うちの団地から船津方面へ下っていきます。
いつものように山田の交差点にある自販機でお茶を購入。
一応お決まりの山田の凱旋門で記念撮影してここからは登り基調です。
しかしまあ山田というところは別名カカシ村と言われるだけあって通常の田畑だけじゃなくて普通の道路脇にもいるんですね。これは交通安全版。横断歩道のところにおばあさんがいたので挨拶しようとしたらカカシでしたからねえ(笑)。
最近走り込み不足で山田のあたりまでくると「どうしようかなあ、もう引き返そうかなあ」なーんて言葉がどこからともなく出てきます。いかんいかん真面目に走らないと。気を抜くとすぐに心が折れてしまいますねえ。さあて登りまっせー
まあしばらくヘロヘロ登りながらなんとか競輪の場外車券売り場へ到着です。11月にカレー君とtac-phenさんがうちへ寄った時に龍門の滝に行く途中に通ったルートになります。
☆サテライトみぞべ
ここでスモールビジネスを済ませ再出発。土曜日ですがお客さんはまだまばら。
ここから鹿児島空港側へしばらく走ると見えてきましたよ、かごしまロマン街道の看板。
ここからすぐに到着しましたよ。宮内庁管轄の高屋山上陵の入口です。ここからは車両進入禁止なので自転車を降りて押して入りました。車で来られた方はこの手前に10台くらい止めることが出来る駐車場があります。
吾平山陵と比べると1/100くらいの規模でしょうかね。それでもやっぱり神々しい雰囲気はあります。鳥居みたいなものもありますね。
平成天皇皇后や昭和天皇、明治天皇が東郷平八郎を連れてここを訪れているようです。
この木の下に山幸彦が眠っているのでしょうか?かなり大きな円墳です。
空港横を通りましたが高千穂の峰は雪化粧でした。
この辺りは昔は十三塚原と言われた地域なんですが上床公園の入口あたりに首塚があるとネットで見たような記憶があるので行ってみたんですが見つかりません。諦めかけて散歩中のおじさんに尋ねてみると全然違う場所を言われます。ところがこの直後に両脚が攣ります。膝の上の何とか筋です。しばらく休憩してまた走り始めます。18kmくらいしか走っていないんですが坂が効いたのでしょうかね。いかんなあ、こんなことでは。気を取り直して鹿児島空港を通り過ぎ加治木方面へ右折します。しばらく道なりにいくと十三塚原共用農道の表示が。ここで左折して500mくらい行くと目的地に到着です。茶畑が広がります。
以前紹介した宇佐神宮と鹿児島神宮の八幡様論争が発端になって起こった事件のようですが溝辺地区の人たちがこの13人の亡骸をかわいそうに思い弔ったわけですね。でも実際の場所はここではなかったようです。ここにある首塚も模型であり本物ではありません。コンクリートの山の上に石の板が載っているだけです。本物を残して欲しかったですねえ。どんな感じだったのでしょうか。
今日は目的の高屋山上陵も見れたし十三塚原も観れたので満足です。しかし足が攣ったのはショックでした。寒さのせいでしょうかねえ。