SSブログ

鹿児島弁講座「やっせんぼ」 [お笑い]

 小学校低学年くらいの子供たちが公園で遊んでいます。

 A君:「今度はよー、あん壁を登っせ―、屋根に登ってみっがー」

(今度はあの壁を登って屋根に登ってみようか) 

 B君:「えー、なんか高くないけえ?あっこは」 

(えー、なんだか高くない? あそこは)

 A君:「大丈夫やっちよ、ついてこんか」

(大丈夫だから、ついておいで)

 B君:「やっぱい恐ろしかどー、おいは行かん」

(やっぱり怖いよ、俺は行かない)

 A君:「ないを言うちょっとよ、ひっかぶいが」

(何を言ってるんだよ、弱虫が)

 B君:「そげんいうても、やっぱい恐ろしかー」

(そう言ってもやっぱり怖いよ)

 A君:やっせんぼがー 、泣こかい飛ぼかい泣こよっかひっ飛べっちゆうどが」

(意気地無しがー、泣こうか飛ぼうか泣くくらいなら飛んでしまえって言うだろうが)

 鹿児島では男の意気地がない、弱虫は「やっせんぼ」や「ひっかぶい」としてダメ男の烙印を押されます。これも強い武士を作るための男児の教育の一環だったんですね。


nice!(9)  コメント(18) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。