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鹿児島弁講座「へ」 [お笑い]

 夕方のお食事中のすいすいさん御一家。久しぶりの一家団欒、窓辺からは桜島が噴煙を上げているのが見えます。

すいすいさん:「おー、晩めしゃおいの好きな鯛の塩焼きやねー。やっぱい錦江湾の鯛はみごちどねー。」

(おー、晩御飯は私の好きな鯛の塩焼きですね。やっぱり錦江湾の鯛は見事ですねー)

すいすい奥様(初登場):「そんとは、鯵やがね。そげんまいにっまいにっ鯛がまわんもんね、おまんさあ。ところで明日ん朝はまた自転車で出掛けやっとな?だいといっきゃっとな?行くのはいいけどはよ帰ってこんなよ。」

(それは鯵だがね。そう毎日毎日鯛が食べれるわけないでしょう、あなた。ところで明日の朝はまた自転車で出掛けるの?誰と行くの?行ってもいいけど早く帰ってきなさいよ。)

すいすいさん:「なー、こいは鯵かよ?おいはずーっとこいを鯛やっち言われてたべっきたわけよ。ほんならほんのこんの鯛はいけなもんやろかい?そげん言えばTVでみい鯛はいつも食う鯛と形がちごどねえちおもちょったが。図鑑で調べっみらんな。明日はmoumouさんと鹿屋ずいいたっくっで。」

(何?これは鯵なの?俺はずーっとこれを鯛だと言われて食べてきたわけよ。そうなら本当の鯛はどんなものでしょう?そう言えばTVで見る鯛はいつも自分が食べる鯛と形が違うなあと思ってました。図鑑で調べてみましょう。明日はmoumouさんと鹿屋迄行ってくるから。)

すいすい奥様:「ちゃーんと図鑑で調べんなー。他んイオも調べっみやんせ。ぜーんぶちごたぎいな大変なこっやっどなあ。ほいで明日はまたmoumouさんとな?はんたちゃいっも一緒やっどなあ。できちょらせんな?

(ちゃんと図鑑で調べないと。他の魚も調べてみなさいよ。全部違ってたら大変なことですよ。ところで明日はまたmoumouさんとですか?あなたたち、出来てるんじゃない?) 

すいすいさん:「今図鑑をみんみたわけよ、そしたぎいなよ、鯵は鯛、鰯は鯵、ウツボはウナギち教えられちょったがよ。鯛は見たこっがなかど。うにゃ、がでっきた。こんわろはー、ぺっし!ほいやみちょったか今の技を?必死剣鳥刺しやっどー」

(今図鑑を見てみたわけよ。そしたら鯵は鯛、鰯は鯵、ウツボはウナギって教えられていたことがわかったよ。鯛は見たことがないよ。ありゃ蝿が飛んできた。この野郎、バシッ!どうじゃ見たかい今の技を?必死剣鳥刺しだよ)

すいすい奥様:「うんだもー、ぐらしかー。そげんランクをさげっせー教えられちょったもんじゃ。鯛もみたこっがねちなー、ぐらしかー。やっどんはんな、馬鹿じゃなかな?必死剣ちゅうとは使った方もけ死んたっど。ごときでそげな技をつかっせー。あらー?なんかテーブルがざらざらせんけえ?」

(あらまあ、可哀想に。そんなにランクを下げて教えられていたのね。鯛も見たことがないなんて、可哀想。でもあなた、馬鹿じゃないの?必死剣というのは技を使った方も死ぬということよ。蝿ごときでそんな技を使って。あれ?なんだかテーブルの上がざらざらしない?)

すいすいさん:「うにゃ、こいは桜島んやっど。はよ窓を閉めんな。」

(ありゃ、これは桜島の火山灰ですよ。早く窓を閉めないと)

すいすい奥様:「なんか臭かねー、何こん臭いは?」

すいすいさん:「桜島んやっどがー、硫黄が臭せとよー、しょうがねが」

(桜島の火山灰でしょう、硫黄が臭いんだよ、仕方がないよ)

すいすい奥様:「なーんいやっどかい!こんとははんのやっどがなー。嘘をいやんなー。臭いでわかったっどー、はんな」

(何をおっしゃいますか!これはあなたのオナラでしょう?嘘をいいなさんな。臭いでわかるのよ、あなた)

こんな明るい楽しい毎日を過ごしているすいすいさん。羨ましい毎日ですね。以上鹿児島弁3つの「へ」を紹介しました。なお途中本ブログの風格を疑うような不適切な内容がありますがあくまでもフィクションですのでご了承ください。


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