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鹿児島弁講座「よかにせ、よかおごじょ」 [お笑い]

今から20数年前、新婚時代のすいすいさん一家。

すいすいさん:「はよ、こどんがほしかどねー。おんなんこがよか。おいににっせーむぞか子がうまるっが」

(早く子供が欲しいよね。女の子がいいなあ。俺に似て可愛い子が生まれるよ)

すいすい妻(2度目の登場):「なーんいやっどかい。おんなんこが生まれたらわっぜーことになっがね。私に似ればよかどん、おんなんこは男親ににっち言うでやなあ。いやーおそろしかー」

(何を言っているの。女の子が生まれたら大変なことになるでしょう。私に似ればいいけど、女の子は男親に似るって言うじゃないですか。いやー恐ろしい)

すいすいさん:「おまんさーも、げなこち言うもんじゃ。おいのこのつぶらな瞳と色白の肌をもってすれば薩摩一のよかおごじょやっどー」

(おまえも酷いことを言うもんだ。俺のこのつぶらな瞳と色白の肌をもってすれば薩摩一の美人になるよ)

すいすい妻:「やっどん、おなごは顔が命っていいもんど。よんごひんごなっせー福笑いの人形のごっなったぎいないけんすっとな」

(だけど、女の子は顔が命っていいますよ。バランスが崩れて福笑いの人形のようになったどうするんですか)

すいすいさん:「おなごとは限らんどー。おとこんこなら母親ににっち言うでねえ。おいせえにっせーよかにせならよかどん。おまんさーのごなったらいけんすっとよ」

(女の子とは限らないからね。男の子なら母親に似るって言うしねえ。俺に似てハンサムならいいけど。あなたのようになったらどうするのよ」

すいすい妻:「なーんいやっどっかい、こんひとは。あたいをえらんだとはおまんさーやっどがな!一緒にならんかったらけしむーっちゅうたのはだいやったどかい?」

(何を言ってるんですか、この人は。私を選んだのはあなたでしょう!一緒にならなければ死ぬと言ったのは誰でしたかね?)

とまあ、このあとは夜が静かに更け行き一男二女の「よかにせ」「よかおごじょ」が無事誕生したことは間違いありません。

この物語はフィクションであり登場人物その他の設定は全て架空のものであります。事実とかぶりすぎているというクレームなどは一切受け付けておりませんので(爆)


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