鹿児島弁講座「うんだもしたん!」 [お笑い]
私の知る限り、あまり若いお姉さま方でこのような鹿児島弁を使っている方を拝見したことがありません。従ってある程度お年を召された方が多く使われる言葉になります。
町を歩いていると小さなお店の前でご近所のおば様たちが何やらヒソヒソ話しこんでいます。
おば様A:「そげんいえば、すいすいさんげー、新か家が出来上がったげなあ。」
(そういえば、すいすいさんちの新しい家が出来上がったそうですよ)
おば様B:「なー、じゃっちな!そいはひとっも知らんかった。あたいげーは今すんじょとこのとないやっど。なーんちな!そげなこっち」
(なにー、そうなの!それはちっとも知りませんでした。私んちは今(すいすいさんが)住んでいる所の隣ですよ。なんだって!そんなことって)
おば様A:「んだもーまこて知らんかったとな?そげなこっち。となりーすんじょっせえそげなあいさっもなかち、いけなこっちゃろかい」
(あらまー、本当に知らなかったの?そんなことって。隣に住んでいてそういう挨拶もないなんて、どういうことでしょう)
おば様C:「うんだもー、うんだもーうんだもうんだも。ふたいとも親子やっどがなあ。実の親と義理の親、忘れたなあ?」
(あらまー、あらまあらまあらまー。二人とも親子でしょう。実の親と義理の親、忘れたの?)
おば様A:「へーじゃったけな?おまんさあーが?」
(へーそうでしたかね?あなたが?)
おば様B:「じゃっどがなあー、なあ?あたいがな?ほんのこっな?」
(でしょうが、何?私がね?本当ですか?)
こうしてボケボケのおば様たちの会話はエンドレスに続いていくのでした。