鹿児島弁講座「びんてくらい」 [雑感]
これから鹿児島を訪れる方のために少しずつ鹿児島弁を覚えていってもらい実際来鹿の際には存分に地元の方との会話を楽しんでもらいたいと思います。
さて私の職場は鹿児島県にあるためもちろん”公用語”は鹿児島弁なのですが他県の方も多く標準語もしくは鹿児島弁イントネーションの標準語なども第2外国語的に使われます。
Aさん:「どうも、そん部屋でがられたらしかとです」
Bさん:「そうですか?がった覚えはないんですけどね」
Aさん:「いや本人はがられたち言うもんですから」
この「がる」というのは叱るという意味があります。似たような言葉に次のようなものもあります。
Cさん:「あんおなごの言葉遣いはなんごっよ。びんてくらいねえ」
(あの女性の言葉遣いは何でしょう。頭にきますね)
Dさん:「ほーいで、わっぜーびんてきた」
(そうだね。すごく頭にきた)
この「びんてくる」もしくは「わっぜーびんてくらい」は頭にくる、すごく頭にくるよねの意味があります。「びん」は「びんた」の省略形で頭の意味です。これを早口で捲くし立てるとまるで英語のように聞こえます。「わっぜーびんてくらい」使ってみてください。