これから鹿児島を訪れる方々のために [雑感]
NHKのこころ旅、九州編が始まりました。私もNHKのHPから南さつま市の野間岬の景色を写真と共に投稿したのですが10/10000くらいの確率みたいですからまあ無理でしょうけどね。今週はどこかの記事で何度も登場している門司駅や関門トンネルが紹介されていました。何となく嬉しいですね。火野正平さんには是非とも野間岬の激坂をヘロヘロになりながら登っていって欲しいものです。
ところで今日の本題です。まあ以前から鹿児島弁講座は何回か記事にしてきたのですが、最近あちこちからポタのお誘いがあり県外の方も多くご一緒する機会が増えました。そこでよりDeepに鹿児島のたびを楽しんでいただくために覚えていただきたい鹿児島弁をご紹介しましょう。ここでよりDeepなと言っているのは、例えば一人で鹿児島の町を散策していて道に迷ったとしましょう。今時の若者はシャイですから簡単には言葉をかけてくれません。言葉をかけてくるのは親切なお年寄りが多いのです。ところがこのお年寄り親切なのですが言葉が鹿児島弁以外は話せない方が多いのです。標準語や関西弁を聞いて理解することは出来るのですが若者のように自らがそのイントネーションで話をすることは難しいのでございます。そこで鹿児島を訪れるものの礼儀として鹿児島弁を覚えておきましょう。きっと役立つときが来る?
1)ないしょっと?:なにしてるんですか?
どけいっきゃっとな?:どちらへ行くんですか?
例文「おまんさあ、ないしちょやっと?」:「あなた、何をしようとしてるのですか?」
類似形として「はんなどけいっきゃっとな?」「ないしちょっとな、はんな」「おまんさあ、ないごっな」
などなど変化形が多いのもこのカテゴリーの特徴。ちなみに英国人紳士が鹿児島駅で傘でゴルフスイングの素振りをしているときに「ないしょっと?」と言われいたくご機嫌だったとか。
2)いっとっまて:ちょっとまって
一見何気ない誰でもわかるようなフレーズだがこれを以下のように会話の中に入れられたり、変化形が出てくるとさっぱりわからなくなるものでありますね。
例文「くいまをこうならいっとっまて」:「車を買うならちょっとまちなさい」
類似形として「いっといまっちゃい」「いっとばっかいおまっちゃげもちやんせ」このように丁寧になればなるほど意味不明になるのであります。特に気品溢れる薩摩のおばあちゃんたちはこういう丁寧言葉を駆使されるのでよーく耳の穴をかっぽじって聞いたほうがよろしいです。
3)んだもー:あらまー(感嘆符)
例えばイヨッキュさんが霧島を登って降りてきてどこかのおばさんにそのことを話したとします。するとそのおばさんはこう言うでしょう。
例文「んだもー、そげんなんぎをしやったな。100kmもな、んだもーんだもー・・・」
類似形として「あらよー、ぐらしかー」とか「まこてー、げなこっちゃ」
とまあ会話の節々に出てくるものなんですが運がよければ生で聞くことができるでしょう。
いかがでしたか?といってもこれはまだほんのさわり。全部を語り尽くすことは私をしても難しいことでございますがその雰囲気だけでも感じていただけたでしょうか?きっとたーちゃんさんやFuelさんやcharingoさんやイヨッキュさんは痺れると思うんだよなあ。