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名選手名コーチにあらず? [雑感]

 昔から「名選手名コーチにあらず」とはよく言われている言葉です。選手として優れているからといってコーチとしても優れているかは別問題だと。このコーチという仕事、いろいろなテクニックが必要になってくる仕事ですね。積極的傾聴や我々のビジネスの世界においてもコーチングの役割は大きくなってきています。北島康介選手のコーチで一躍有名になった平井伯昌さん。彼も一応選手時代はあったようですが、25歳でコーチになっています。彼が言っているのは常に2つのことだけなんですが、これがなかなか難しい。

①とにかく自分に厳しくなって、必死に頑張りなさい

②私の指示を待つばかりでなく、自分で考えなさい 

 

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 ごく当たり前のことなんですが、実行が難しいです。ついつい甘えてしまいますからね。仕事においても何事も納得しなければやりたくないとか意味を追い求めることに重きを置く人もいます。確かにこの意味や目的を考えることは重要なんですがそれよりももっと大切なことは忍耐力を持って物事に取り組めるかということ。この部分が抜け落ちていると最大のピンチの時に踏ん張れない、頑張れないんですね。平井コーチはコーチとしてこの部分を選手に叩き込んでいるようです。

 名選手が名コーチになれるとは限らないというのは過去の成功体験にのみ縛られて本来のコーチとしての客観性が失われた状態がそうなるのでしょうね。技術的には一番わかっているはずなんですが上手くコーチングできない。プロテニスプレーヤーの杉山愛選手。彼女のコーチは2000年からは母親の美沙子さん。技術的にはもちろんそれまでのコーチがかなり指導し杉山選手自身もそれなりの成績を上げているわけですからあとはメンタル面のコーチングが非常に重要になってくる時期ですよね。このメンタル面のコーチングが素晴らしく杉山選手はどんどん好成績を上げていきます。

 

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 昔から親子のコーチと選手関係はうまくいかないと言われていますがここは例外的に親子の信頼関係を結果に変えて行ったということでしょうね。平井コーチの言っている厳しさを忍耐強く継続できないんだと思います。親子だとどうしても甘えが出てきてしまいますからねえ。コーチングの基本は3つ。

①答えは相手が持っている

②コーチはその答えを相手から引き出してあげる

③相手に考えてもらう、考えさせる、そのためのサポートに徹する

 

 どんなに技術的に自分がわかっていても答えを教えて、こうすればいいんだよ、って言いたくなるわけですがそこはグッとこらえて相手に考えさせるということです。なかなかコーチングも覚悟を決めて取りかからないとすぐ答えを言っちゃいますからねえ。 

 


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ととろ

コーチングは難しいですねついつい自分がやってしまったり答えを教えてしまったり。と楽なほうに流れてしまいますねf^_^;
そういう意味でも自分に厳しくないといけないのかもしれませんね!
by ととろ (2012-12-08 05:51) 

すいすい

詰まるところ、自助努力って事ですかね。
自分にはめっちゃ甘いからなぁ(>_<)
by すいすい (2012-12-08 07:33) 

亀之助

こういうのって子育てにも当てはまるんでしょうか?
指導教育もいろいろと苦労があるんでしょうね
by 亀之助 (2012-12-08 08:34) 

hayazou2002

子育てと一緒で
人を育てるのが一番難しいです。
by hayazou2002 (2012-12-08 12:22) 

moumou

ととろさん
本当難しいですね。
部下を持ったら自分に厳しくですね。
by moumou (2012-12-08 20:43) 

moumou

すいすいさん
背中を押してあげるだけでいいみたいですね。

by moumou (2012-12-08 20:44) 

moumou

亀之助さん
子供の教育も同じですよね。親はついつい答えを教えがちですが。
by moumou (2012-12-08 20:45) 

moumou

hayazouさん
人材の育成が一番大事なんですが一番難しいです。
by moumou (2012-12-08 20:47) 

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