死都日本と新燃岳大噴火 [本]
昨日の新燃岳の大噴火を見て数年前に読んだ石黒耀さんの「死都日本」を思い出しました。南九州の大規模水蒸気爆発を題材にした小説なのですが実際起こりうる話であり、読み終えて身震いした経験があります。
死都日本
石黒 耀
ロープライス ¥250
or 新品 ¥940
概要はWikipediaから引用します。
『死都日本』は2002年に第26回メフィスト賞、2005年に第15回宮沢賢治賞(奨励賞)[1]を受けている。また石黒自身も、本作をはじめとする地学小説の執筆が評価され、2005年、日本地質学会より表彰された[2]。
霧島山の地下にある加久藤火山が巨大噴火を起こす様子を描いている。 九州南部やその南の海底には阿蘇カルデラ、姶良カルデラ、鬼界カルデラといった巨大なカルデラを生んだ火山がいくつも存在する。それらは数万年に1回の頻度で、噴出物の体積が100km3を超えるような巨大噴火を起こしてきた。最後に起きたのは7,300年前の鬼界カルデラの噴火であり、これによる火砕流は海を越えて九州島に達し南九州の縄文人に大打撃を与えた。
『死都日本』はそのような巨大噴火が現代の日本で起きたらどうなるのかというシミュレーションを行った小説である。
以前カルデラについての記事を書きましたが、私が住んでいる姶良町も姶良カルデラの上にありしかも活火山。30万年に一度の割合で巨大噴火を繰り返していると言われています。真面目に考えると九州なんて特に鹿児島は安心して人間の住める町ではないのですが、そんな爆発が起これば日本中どこに住んでいても同じよとあまり気にもしていませんでした。が、昨日の新燃岳大噴火を見るにつけどこか外国に移住せんといかんようになるかもしれないと思ってしまいます。ひとたび巨大噴火が起これば溶岩その他の噴出量は100k㎥と言われています。従って霧島だけで起こったとしても九州・中国地方は壊滅でしょう。自然の猛威には逆らえないわけですが考えてしまいますね。
今日もまだ噴火は続いています。都城から通う私の前の席のIさんは今日は来れるでしょうか?
確かに日本ではいつどこで噴火が起きてもおかしくないですからね。
現地の状態がここではよくわかりません。
不安な日々を送られている方々も多いのでしょうね。
なぜか震災の時を思い出しました。
by tac-phen (2011-01-28 05:50)
北九州は比較的天災の少ない地域だと言われてます。
火山帯もないですし、意外でしょうが台風被害もあまりありません。
2005年3月20日の福岡西部沖地震でもさほど大きな揺れはありませんでした。
ただ、そのような油断が大きな被害に繋がるんでしょうね。
一日も早い沈静化を祈っております。
by カレーパンマン (2011-01-28 07:05)
tac-phenさん
昔元々の縄文人が滅亡したのも火山活動の熱風(700℃くらい)のせいだと言われています。インドネシアのカルデラもそうでしたし長い地球の歴史ではそれの繰り返しなんでしょうね。
カレーパンマンさん
意外にも北九州にはないですね。台風も逸れますか。
でも姶良カルデラができたときには山口まで溶岩行ったそうですから同じですよきっと。備えようがないですね。
by moumou (2011-01-28 08:12)
おはようございます
九州の火山噴火
遠いところで起こってるけど
同じ日本なんですよね
大阪に住んでるけど
いつ自分のところで地震等の災害が
起きるかもしれないんですよね
人ごとではない
備えと心構えはしておかないといけないですね
by kokoro-love (2011-01-28 09:24)
霧島の噴火、沈静化しないですね~
ニュース映像みると、かなり心配です。
早く収まってくれると良いんですが・・・
by まるお (2011-01-28 09:45)
死都日本、洒落にならない状況に、なってきましたね
都城の方は無事出社できましたでしょうか?
by みゅあうっず (2011-01-28 11:13)
kokoro-loveさん
TVのニュースで見ているとそんな感覚になりますよね。
破壊的な大噴火の前には無力ですね。
by moumou (2011-01-28 14:40)
まるおさん
心配なことは今年からしばらく火山灰で走れない日が昨年以上に増えるのではないかと思っています。
by moumou (2011-01-28 14:42)
Muirwoodsさん
姶良市や霧島市の成り立ちを知れば知るほど怖くなりますね。
海外でいいとこあったらご紹介ください。
by moumou (2011-01-28 14:45)